遠藤克彦 Endoh Katsuhiko


一級建築士
遠藤建築研究所
〒141-0022 東京都品川区東五反田5-21-13中丸ビル3F
メッセージ 住宅や別荘は、機能計画だけでも住みやすい家にはなりません。
かといって、デザインだけでも快適な家にはなりません。
デザインと快適性のバランス。そういう意味では、軽井沢に特有の気候への提案や、きめ細かい設備計画など、「快適性」を「デザイン」の中でどう提案するかが、重要であると考えています。建物という「物=モノ」をデザインするだけではなく、「家で過ごす」というような「事=コト」をご提案していきたいと思っています。
経歴 1970年 横浜市生まれ
1993年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程進学
1995年 同大学院博士課程進学
1997年 遠藤建築研究所設立
1998年 同大学院博士課程を退学し、現在に至る
ホームページ www.j4f.com/eaa/
設計実績 【軽井沢の別荘1】 2003
配置計画は、注意深く木々を避けながらマッスなヴォリュームが折り重なるように、建物を角度設定した。ここでは別荘地内の配列コードを意図的にさけて配置している。逆にいえば、既存コードの配置を行わないことが、リビングの視界を広げる事につながったと考えている。
東京と軽井沢が生活圏としてつながっているという事実を目のあたりにし、もはや別荘という概念で括れないという認識に立って軽井沢という環境を眺めると、別荘や住宅という規定力は今後枠組みをこえて機能していくのであろう。


photo:Ueda Hiroshi
【大磯の家】 2003
各階とも東から西にかけて長く細い平面計画を持ち、南方向への眺望を計画することがこの住宅計画の中心となっている。また、リビング・ダイニングを計画する2階では各スペースごとに独立したデッキを持ち、室内室外のスペースを連続して配置することで各室にゆとりを持たせられるような計画とした。
配置計画の結果としての眺望は、最高の景色であった。約240度見渡せる海は、時には鏡面のように静かに陽光の反射を室内に導き、時には荒れ狂う波の様相を室内へ運んでくる。住宅とは、無機質にカタチや機能だけを追っていくものではなく、自然と調和し対話しながら、設計監理後もなお成長を続けていくのだということを教えてくれた住宅である。


photo:Ueda Hiroshi
【東嶺町の家】 2004
山手線から周囲へと伸びる私鉄沿線にある住宅地の中に、この住宅はある。
都市居住という限られた制限の中での計画として要求されたのは4台駐車可能なパーキングスペースと、柱の無いLDK空間であり、これらを満たすためにこの建物で採用されたのが「鉄骨造による吊り構法」であった。この方法によって2階の室内には吊り下げている鉄骨のロッド(鉄の角棒、32mm角)が見えるのみであり、1階のパーキングスペース部分は吊り構造によって結果的に構造は全く必要とされないため、予定通りの駐車スペースを確保することが出来ている。また構造としての振れ止めとして計画された外周鉄骨柱は、そのまま外部を覆うガラススクリーンの支えとなり、都市住居として、しっかりとしたプライベート空間を確保するための重要な仕掛けとなっている。


photo:Ueda Hiroshi
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